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1/32 PORSCHE RSR LM1973

久しぶりの車製作です。今回はフランスのbitume-slot-racingというメーカーの1/32スロットカー、ポルシェRSR ルマン1973年の車です。ホームページを見て頂いたお客様から4月に送られてきたキットで1台は、デカールとクリヤーコーティングが終わった状態で、1台は、シルバーペイントが終わった純正のキット状態で送られてきたものです。フランスといえば、プロバンスムラージュやスターター等、一流のレジンキットを製作している老舗が数多くあることでも有名です。しかし、今回のbitymeは初めてのキットで、少し手強い。多分、デカールを貼りこんでクリヤー塗装しているものは誰かの手でクリヤーまで仕上げられたものを今回のオーナーが入手したのでしょう。残念なことに、クリヤーがてんこ盛り状態ですべてのパネルラインやモールドがつぶれてしまっています。日本のミニカーの作り方の特徴なのだけど、とにかくデカールの上からドブ付けみたいにクリヤーを厚く塗って徹底的に鏡面仕上げですよね。まるで陶器みたいです。でも実車は絶対にそんなこと無い。デカールだって本当は、クリヤーを薄く塗って上品な光沢を出した上にサッと貼って、決してデカールの上からクリヤーなんてかけないのが正解といつも思っています。ということでクリヤーコートがすんでいる車の方は、クリヤーを慎重に磨き落としていく以外にないですね。もう一台のシルバー塗装完了のものはメーカーの完成状態でしょうが、とにかくシルバーがラメラメ状態でポルシェのシルバーの上品さがぶっ飛んじゃっています。こちらは、全く問題なく仕上げられるので、デンデ部長に可能な限り塗料をサンディングで落としてもらいました。パネルラインも太さが違っていたり深さに差があったりとかなり手を入れなくてはなりません。とにかく丁寧に仕上げていこうと思います。私、ポルシェ大好きです!